2021年3月4日(木)、我が家にJTから「2021年株主優待のご案内」が届きました。
JTといえば、高配当株としても有名ですが、株主優待としてJTグループ商品をもらうことができます。
マネマネ1987は、JTの株主優待に対して以下のように考えています。
「株主優待目当てとしては投資魅力が低い」
この記事では、以下のような方向けにJTの株主優待について解説します。
- JTを株主優待目当てに投資しようか考えている人
- 既にJT株のホルダーだが、保有か売却するかを検討している人
マネマネ1987の投資歴は約9年(投資信託、日本株、米国株、REITなど)で、運用資産残高は約1,200万円(2021年2月末時点)となります。
JT株も200株保有(2021年3月時点)しています。
ただし、最大400株保有していましたが、200株売却している状況です。
こんなマネマネ1987が解説していきます。
JTの株主優待は楽しくない
株主優待の条件と仕組み
JTの株主優待をもらうための条件としては、以下のようになっています。
「2020年12月31日現在、100株以上の株式を1年以上保有していること」
つまり、単に保有するだけではだけ、年末基準日時点で1年以上保有していることが必要となります。
また、JTは保有株数によって株主優待の内容が変わります。
概要としては下記のようになっています。
コース | 保有株式数 | 金額相当 |
Aコース | 100株以上200株未満 | 2,500円相当 |
Bコース | 200株以上1,000株未満 | 4,500円相当 |
Cコース | 1,000株以上2,000株未満 | 7,000円相当 |
Dコース | 2,000株以上保有 | 13,500円相当 |
マネマネ1987は200株を保有しているので、Bコースとなります。
株価が1株あたり1,904円(2021年3月4日終値)であることを考えると、100株で約19万円ですので、個人投資家の多くはAコースかBコースに該当しているのではないでしょうか。
選べる商品は基本2種類だけ
上記の画像にあるとおり、AコースとBコースで選べる商品としては、「パックごはん」と「カップ麺」となります。
Cコース、Dコースは選べる商品が増えますが株数が多いので説明は割愛します。
これらの商品はJTグループであるテーブルマーク社が作っている商品となります。
グループ企業の商品を株主優待とすること自体は企業IRにも繋がりますし良いことだと思います。
また、ご飯やカップラーメンも食品ですので消費しやすいかと思いますが、株主優待として純粋に楽しめるかと言ったら、魅力は小さいと考えます。
魅力が小さいと考える理由として他の企業の株主優待と比較をしてみたいと思います。
オリックスの株主優待は楽しい
高配当株でもあるオリックスの株主優待は以下の2種類があります。
- カタログギフト(全国の厳選商品を掲載)
- オリックスグループが展開する各種サービスを割引価格で利用できる株主カード
株主優待は配送料などのコストが発生しますので、本当はその費用分を配当にしてもらった方が投資家としては良いとも言えます。
ですが、あえて企業が株主優待を実施することで、投資家としては配当以外にも投資を楽しむことができるメリットがあります。
オリックスは全国の取引先企業から厳選した商品のカタログギフトの配布を毎年実施しています。
この魅力はカタログギフトを見ながらどのよう商品を選ぼうか楽しめることだと考えます。
どの商品にしようか悩みながら考えるのも、株主優待の醍醐味ではないでしょうか。
残念ながらJTにはオリックスのカタログのような魅力は無いと思います。
(ご参考)オリックスの株主優待については以下の記事で解説しています。
結論:JTは株主優待目当てとしては投資魅力が低い
JTの株主優待は選べる商品が「パックごはん」や「カップラーメン」の2種類と少なく、商品も普通のスーパーに売っているものです。
ただし、1,000株以上だともう少し選択しは増えますが、「冷凍うどん」などの4種類から選べるだけで大きくは変わりません。
高配当株としても有名なオリックスが人気のあるカタログギフトを実施していることを考えると、相対的に魅力は低いと言わざるをえません。
どうしても「パックごはん」や「カップラーメン」がほしいという方は別ですが、そうではない人の方が多いと思いますので、あえてJTを株主優待目当てで投資する必要は無いと思います。
JTは減配の実施、株主還元政策の変更、リストラの発表するなどしており、業績は芳しくありません。
(ご参考)以下の記事で株主還元政策の変更内容やJTの今後の配当について解説をしています。
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