米国高配当株に投資する理由
①米国株市場は右肩上がりを続けている
②株主至上主義の米国企業は連続増配銘柄がとても多い
③米国企業は競争力があり、利益率が高い
④日本株以上はバブル以降低迷している
①米国株市場は右肩上がりしていることは、例えばS&P500指数の長期チャートを見ると一目瞭然となる。リーマンショックやコロナショックも短期的には下落となるが、長期チャートで見るとショックは必ず回復しており、長期保有が報われる市場であることが分かる。
②米国株市場は株価や配当に対する経営陣が責任が重く、結果が振るわないと経営責任に繋がる。よって、米国株は連続増配を続けている企業がとても多い。
日本は花王が30年超の連続増配だが、米国株は60年以上連続増配を続けている企業があり、30年以上はゴロゴロしているとんでもない市場である。
③多くの米国企業の製品が自分の生活に溶け込んでいることを考えてみてほしい。
マクドナルドでコーラを買って、クレジットカードはVISAで決済。P&Gの洗剤で食器を洗い、指をケガした時にはジョンソンエンドジョンソンの絆創膏を使う。電子タバコのアイコスはフィリップモリスの製品。会社で使っているソフトはマイクロソフトのwordやExcel、在宅勤務でもTeamsを使う。
これだけの米国企業がグローバルで製品を販売し、高いブランド力、競争力で市場で大きなシェアを獲得し、高い利益を確保している。
④日本株はバブル以降、最高値を更新できないでいる。アベノミクス以降の株価上昇は、日銀とGPIFによる日本株とETFの購入が進められたことと、官製相場を根拠とした外国人投資家の動きによるものであり不安定さが残る。
また、平成のはじめ頃は世界の時価総額のランキング上位にいくつもの日本企業があったが、今では姿を消した。人口減少が確定している日本だが、終身雇用制により従業員を守るため企業は思い切った動きが出来ず、グローバルに競争力がある企業は少ない。
米国高配当株の選び方、投資方法
①銘柄数は10~15
②セクターを分散する
③ウェイトは平均的にする
④銘柄はタバコ株(PM、MO)、生活費需品(KO、MCD、PEP、PG、WMT)、ヘルスケア(JNJ、ABBV、PFE)、ハイテク(IBM、MSFT)、通信(T、VZ)、エネルギー(XOM、CVX)、公益(SO、DUK)などから選ぶ。ブランド力があり利益率が高く、競争力を有する連続増配を続けている銘柄から選ぶ。
米国株の購入方法(SBI証券の例)
①住信SBIネット銀行でドルを購入する(手数料が1ドルあたり4銭と安い)
②SBI証券でドルの入金操作を行う
③SBI証券で購入の発注をする。その際に外貨決済にする。円貨決済にすると円で購入できるが1ドルあたり25銭の為替手数料が発生し、住信SBIネット銀行よりも不利。
④銘柄を決めたら、少しずつ買ってポートフォリオを形成する
⑤ある程度ポートフォリオを形成できたら(例えば100万円など)、毎月、価格が下落している銘柄を買っていく。つまり、価格が下落している銘柄はポートフォリオのウェイトが下がることになり、利回りも高くなる。
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