高配当株

【高配当】オリックスが長期投資向きな4つの理由【簡単解説します】

オリックスの株式に投資を検討している方向けに、オリックスが長期投資に向いている理由を解説します。

本記事の内容

  1. オリックスが長期投資に向いている4つの理由
  2. 株主優待も素晴らしい
  3. まとめ

マネマネ1987の投資歴は約9年(投資信託、日本株、米国株、REITなど)で、運用資産残高は約1,200万円(2021年1月末時点)となります。

オリックスの株式にも400株投資(家族名義も含む)しています。

こんなマネマネ1987が解説していきます。

オリックスが長期投資に向いている4つの理由

理由①:オリックスは株主思いの会社

新型コロウイルスの影響うけた2020年、オリックスは配当支払について、前年度を下回らない金額とする方針を明示しました。

以下の「今期の業績見通し/株主還元について」をご覧下さい。

出所:オリックス 「2021年3月期第2四半期決算説明会」資料8頁より抜粋

赤丸部分(筆者記入)の記載より、通期配当額を下限をで76円また配当性向50%とすることで、最低でも前年同額(76円)とし、業績次第では増配もあり得ることを公表しました。

マネマネ1987が強調したいのは、第2四半期(202011)の決算発表時点で株主に対して減配をしない姿勢を明示したことです。

保守的にすれば、第3四半期決算や本決算発表時に配当方針を明示した方が配当支払いに関するリスクを負わないで済みます。

しかし、あえて第2四半期決算発表時点で発表することは、新型コロナウイルスの影響が業績に及んでいる中で、株主に対する姿勢に重きを置いている証拠になります。

ここまで株主思いの会社は日本では他になかなか無いと思います。

このことから、オリックスは株主に対する姿勢を重視している長期投資に値する会社だと言えます。

ただし、注意しなければならないのは、業績が悪化したり経営者が変わることで配当方針が変わる可能性はあるので、本決算や四半期決算の公表で業績を確認するとともに、株主に対する姿勢が変わっていないか確認する必要があります。

理由②:事業セグメントが分散している

オリックスはかつて、不動産事業が事業セグメント割合が高い会社でした。

現在ては不動産のウェイトは小さくなっており、様々な事業を展開しています。

以下の「オリックスについて セグメント別の利益・資産の構成」をご覧下さい。

出所:オリックス 「2021年3月期第3四半期決算説明資料」36頁より抜粋

現在では不動産分野の利益は10%以下となっており、その他に環境エネルギー、保険、銀行・クレジット、海外でのアセットマネジメント分野が大きな割合を占めています。

様々な事業を展開することで、どれかの利益が下がっても他の事業が支えてくれることが期待できます。

以下の「セグメント業績」をご覧下さい。

出所:オリックス 「2021年3月期第3四半期決算説明資料」6頁より抜粋

2021年3月期第3四半期決算では、新型コロナウイルスの影響で、不動産、事業投資、輸送機器(航空機リースなど)、海外事業が前年同期日で大きく利益が落ち込んでいます。

一方、赤丸部分(筆者記入)の環境エネルギー、保険、銀行・クレジットといった分野は前年同期比で増加をしています。

保険などが上昇している要因は、非対面(ネット)で業務を実施できるためコロナ禍においても業績を伸ばすことが出来ているようです。

必ずしも事業セグメント分散が互いを補完する訳ではないですが、一つに絞って全滅してしまうといったリスクを避けることはできると言えます。

理由③:新規事業への参入を続けている

オリックスは本業であるリース業を中心に新規事業を展開してきました。

出所:オリックス 「2021年3月期第3四半期決算説明資料」34頁より抜粋

資料を見ると近年では、資産運用やコンセッションといった分野に取り組んでいることが分かります。新しい事業に取り組むことで、利益が出にくくなったセグメントを減らすことができたのだと思います。

利益を出せる事業を見つけることは並大抵のことではないでしょう。

ですが、やり遂げることのできる企業はこれからの変化の波にも耐えられる企業ではないでしょうか。

色んな事業を展開することで新たなリスクが増えたり、株主からすると事業内容が分かりづらいといったデメリットがあります。

しかし、リスクを取らなければリターンも得られません。そういった意味でオリックスは期待に応えると信じることができる企業だと考えます。

理由④:配当利回りが高い

オリックスの配当利回りは4.22%(2021年2月24日終値)と高利回りです。

出所:Kabutan HPより 2021年2月24日終値

高配当の要因は、株価がそれほど上がっていないことです。

以下のチャートをご覧下さい。

出所:Kabutan HPより オリックス株価チャート(1999年7月から2021年2月)

リーマンショックの際に赤字にはなりませんでしたが、利益が吹っ飛び2006年4月の3,815円からボトムでは2009年2月に170円と株価も大きく落ち込んでいます(赤矢印部分は筆者記入)。

その後、アベノミクスを迎え回復しつつありますが、2,000円代にタッチすると下落することを繰り返しているのが分かります。配当利回り高い、つまり株価が低い水準となっているのは、リーマンショックの際に株価を大きく下落した影響が今でも残っていると考えます。

しかし、現在ではセグメントを分散し、新たな事業を展開していますので、以前と比較して不景気時の耐性を身につけているのではないでしょうか。一例としては、先に記載した、環境エネルギー、保険、銀行が新型コロナウイルスの感染拡大時においても利益が伸びていることが挙げられます。

株主優待も素晴らしい

オリックスは100株の保有で、カタログギフトと株主カードがもらえます。

カタログギフトは日本全国から厳選された食料品などて毎年話題になるほど人気です。株主カードはオリックスグループが展開する各種サービスを割引価格て利用することができます。

株主優待については以下で解説しているので、良かったら併せてご覧下さい。

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まとめ

  1. オリックスは株主に対して目を向けて株主を重視している会社
  2. オリックスは新規事業に参入を続け事業セグメントを分散している
  3. 配当利回りが4%超と高配当銘柄
  4. 株主優待の内容も素晴らしい

以上、マネマネ1987のオリックスに対する考察を記載しましたが、株式投資は自己の責任・判断に行って頂きますよう、お願い致します。

オリックスを含めたマネマネ1987が実際に保有するおすすめ4銘柄を以下で解説しています。

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ABOUT ME
マネマネ1987
関東在住、30代、2児のサラリーマンパパ。 会社への依存度を下げるために投資によるサイドFIREを目指す。 投資歴:投資信託(2012年~)、イデコ(2014年~)、日本株式(2018年~)、米国株式(2020年~)